サンノゼ生活アラカルト

赴任時:時間がかかるのはパスポート・ビザ

まずパスポートがなければ始まりません。取得に10日ほどかかるので素早く取りましょう。

ビザは時間がかかります。3か月以内の滞在にはビザはいらないとはいうものの,長期滞在 するにはビザがないと困ります。具体的には「SSN(Social Security Number)が取れない」 「運転免許が取れない」など(自分を証明する書類としてここでは運転免許証が一般的ですが, その取得にはSSNが必要です)。 私はL-1ビザを使いましたが,だいたい3か月かかると言われています。 また必要な書類の中で,英文の卒業証明書は時間がかかると思われるので早めに。

住まい探し

シリコンバレーは人が多く流入してくるので売り手市場と言われています。 ただ全くないわけではなく,常に流動しているので早めに決める方がいいでしょう。 決めるのに参考になるのは現地で手に入る「Rent Magazine」などのほか, Internetではrent.netが豊富な物件を載せてました。 多くの物件では解約は30日前まで,なのであまり早く行っても決められないし,遅く行くと 探しにくいです。探すポイントとしては,治安の良さ,設備(特に洗濯機が家の中にあるか, 駐車場はアクセスコントロールがあるか,屋根があるかなど)に気をつけましょう。

契約の際には,Security Deposit(敷金にあたる)と1か月分 (月の途中からならそれプラス当月分) が必要です。Security Depositは退去時に修繕費を差し引いて返ってきます。ここでHistory がないと高い金額を要求されます。私は$1000を要求されました。契約書はよく読んで疑問を 解消してからサインしましょう。

クレジットカード

JCBカードは,アメリカでは日系人を相手にする店以外は通じません。 VISAかMasterなら,ほとんど通じます。AmericanExpressはそこそこという感じで, たとえばスーパーだとLuckyでは使えますがSafewayでは使えないです。

アメリカで給料を受け取ることになる場合,アメリカで通じるカードも必要ですが, アメリカに来たばかりだと普通にカードを作ろうとしても,収入保証などないので断られます。

これには,いくつか方法があり

などがあります。AmericanExpressは,Webでの利用金額確認が可能です。 ちなみに,アメリカのカード決済は請求書が来て,パーソナルチェック(個人用の小切手)を 郵送して払います。銀行口座自動引き落としではありません(クレジットカードに限らず 公共料金の支払いなども同じ:ただし電話など一部にはある)。

あっさりなのは運転免許証

国際運転免許証は日本で試験場に行って即日交付です。 パスポート等必要なものをそろえて行きましょう。 ただし,国際運転免許証はあくまで旅行者のもので,長期滞在で使うと違反になります (カリフォルニア州法)。ですから出向/駐在したら早くカリフォルニア州の運転免許を取る ことが必要です。

カリフォルニア州の運転免許は学科(英語で受験した場合4択36問中31問で合格),適性(簡単 な視力検査のみ),実技(試験場周辺の公道を持ち込んだ車で走る)で取得できます。日本で 免許があればまず大丈夫でしょうが,ルールの違い(右側通行,右折は赤信号でも安全ならOK など)には気をつけましょう。

航空券は?

もし,アメリカに誰かがいてその人と引き継ぎ作業があるなどの場合は,アメリカで 航空券を買ってもらった方が安くつく場合もあります。私の事前出張の例では,日本で 格安航空券で142,000円と言われたのに,アメリカで$700(当時レートで約78,000円) なんてことがありました。

航空券の購入は,日本語の通じる旅行会社経由(例えばKintetsu International,JTBなど)が 一番気楽ですが,オンライン購入という手も使えます。オーソドックスなのは Travelocity,アメリカ国内だと強いのは Cheap Tickets Incなど。

また,最近は各航空会社ともマイレージサービスを展開しているので,自分のよく利用する 航空会社のマイレージ会員になっておくといいでしょう。私は ユナイテッド航空 (日本語サイト)全日空日本航空 (USサイト)RenoAirSouthWest Airlineコンチネンタル航空 の会員になりました。 日本以外の航空会社は,格安チケットでもマイレージの対象になるので便利です。 日本航空はアメリカン航空,全日空はユナイテッド航空,日本エアシステムはノースウエスト航空と提携しています。 biztravelというサイトでは,マイレージやホテル プログラムの残高確認や,マイレージを最大化するようなプランニングが可能です。

新聞・テレビ・ラジオ

アメリカの新聞はUSA TODAYを除けば地域紙で, だいたいどこにも地域で1つ大きな新聞があります。サンノゼでは, San Jose Mercury Newsが最大の新聞です。 月極や週末のみなどの定期購読も可能ですし,スーパーなどの前には自動販売機が置いてあります。 もちろんNew York Timesなどを取り寄せて購読 することも可能です。また,日本経済新聞にあたるものとして Wall Street Journalもあります。新聞は非常にぶ厚く とても1日で1日分を全部読むのは不可能でしょう。 この他に,日本の朝日・読売・日本経済の各紙は国際衛星版を発行していて,日本と時間差 なしで読むことが可能です。

テレビは,地上波では数チャンネルしかない上に画質が悪いので,ケーブルテレビに加入 するか衛星放送システムを買うかです。 サンノゼ市ではTCIという会社がケーブルテレビを 運営しています。約80ch,日本語の番組もあります。詳細は, 私のサンノゼテレビ局ページ を参照してください。衛星放送システムはPrimeStar, DirecTV,DishNetworkなどがあります。 また,番組表を見ることができるサイトとしてはClicktv などがあります。なお,テレビの放送形式(NTSC)やビデオの形式(VHS)は同じなので, 日本から持ってきたテープを見る,あるいはその逆は簡単です。ただし,機器自体は 電圧の違いとテレビ放送の周波数の違いがあります。

ラジオは個性的な局ぞろいです。日本語の番組も少しあります。詳細は, 私のサンノゼAMラジオ局ページ私のサンノゼFMラジオ局ページ を参照してください。

一人暮らしのtips

スーパーやドラッグストア(大きなよろず屋)はほとんど24時間営業してます。 といっても,夜はやはり治安の問題があるので注意したほうがいいですが。 スーパーで代表的なのはLucky (1999/11/2にAlbertson'sに買収される) とSafewayです。 ドラッグストアではLongs Drugsとか RITE AIDでしょうか。 もちろん日本でおなじみのMcDonaldsや KentuckyFriedChickenなども各所にあります。

銀行もATMは24時間OKで,自分の銀行のATMなら休日でも手数料はかかりませんが, ATMでは入金はリアルタイムでは処理されない(夜間金庫と同じ)ので注意がいります。 また,出金は$20紙幣でしかできません。 私はオフィスの目と鼻の先にある加州住友銀行に口座を作りましたが,アメリカの銀行に売却され現在はCalifornia Bank and Trustになっています。 このほかにもUnion Bank of California(東京三菱銀行系),加州三和銀行などもあります。 もちろんBank of Americaはじめ,地元の銀行もありますが,日本への送金や,帰任時に手間取る可能性もあるので注意。 シティバンクは,日本の口座の現金をアメリカで おろせます(アメリカと日本はあくまで別なので注意:送金時のメリットなどはない)。 本店はニューヨークで,西海岸では店舗網が弱かったのですが,最近は充実してきました。

参考資料

基本的な資料はやはりWebより本の方がきちんと編集されてまとまっています。

最新情報がきめ細かいのはWebですね。読んでもおもしろい。

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